TOKYO SIMPLE LIFE.

東京専業主婦の日々

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人には言えない”逢いたい”を抱えた人に

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誰にも言えないけれど、理由があって今はもう逢えないあの人に会いたい

 

亡くなった人とか昔好きだった人とか、何かしらあって離れた元家族だとか

人にはそんな

”他人には簡単に口走れないような、こっそりと想いを抱いている人”

が1人はいると思うんですよね

 

そういう人々の”切ない想い”を優しい物語にしたのが、この本

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『なにごともなく、晴天。』

 

そうです、ついこないだ蔦屋書店に買いに行った大好きな吉田篤弘さんの作品です!

 

この本を選んだ理由とも言える冒頭がこちら▼

まずいコーヒーのことなら、いくらでも話していられる。きっと話がはずむ。でも、おそらく誰も聞いてくれない。

だから私は、母や祖母がよくそうしていたように、口のチャックを閉める仕草をしながら、話しかけた言葉を大急ぎで呑みこむ。

女三代にわたって、話し始めたらまとまらなくなる癖が引き継がれた。そのせいかーたぶんそうだー祖母は、「めったにいないような善人だった」という祖父に逃げられ、母は、「そこそこにいい人だった」父に逃げられ、私もまた、この歳になるまで、おおよそ、ひとりで御飯を食べてきた。

店の上の、二階までいかない天井の低い一・五階の四畳半。それが、いまのところ、私の食う寝るところに住むところである。

住み心地は最低。窓からの景色も最低。騒音にいたっては超最低。建付けもまた最低で、なにしろ、家屋全体が傾いでいるから、年がら年中、すきま風が吹き放題だ。

ただし、最低だらけにはいいこともある。私の知る限り、このあたりの家賃としては最低価格で、駅までの距離は最低というか最短と言っていい。あまりに近いので雨に濡れることは、まったくない。

というのも、なんのことはない、ここが鉄道の高架下だからである。

引用『なにごともなく、晴天。』

 

こんな感じの軽快に始まりにも好感が持てたし、『鉄道の高架下』というのに懐かしさも感じました

今は亡き、おじいちゃんとおばあちゃんが神戸・住吉に住んでいたのですが、そこにも『高架下の暮らし』があったからかもしれません

 

この本は『高架下』で暮らす人々の『誰にも言えない秘密と想い』が少しずつ明らかになっていくストーリーで

胸がほわっと暖かくなって涙したくなるような最後で締めくくられます

 

つまり、何が言いたいかというと...

 

この本めっっっちゃよかった/(^o^)\!

 

吉田篤弘さん史上、一番好き!(まだ3冊目ですが!)

 

大好きだと思っていた▼この本『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を超えました!

www.tokyosimplelife.com

 

吉田篤弘さんらしい、美味しそうなレシピも付いてきました▼

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作品の中でベーコンの姉さんが作る『荒野のベーコン醤油ライスの作り方』

これは美味しいに違いないので、明日のお昼に作る予定です!

 

そして早速この本の2回目を読んでいるところ(^ω^)

このGWに是非皆さまも手にとってみては如何?