TOKYO SIMPLE LIFE.

トーキョー低年収OLの日々。

老後資金の賢い貯め方。


 

前回の続きです。

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前回では『老後30年生活していくにはいくら必要か』を今の生活費をベースに老後の生活費を計算しました。

老後必要なお金は3000万円ということがわかりました。

この大金をどう賢く貯めていくのか…

今回の記事で考えてみます。

老後資金の賢い貯め方を計算した

 

3.どのように貯めるのがベスト?

前回の記事では『意外と年金あったな〜、これで大丈夫そうだな〜』なんて思ったかもしれませんが、残りの3000万円は自分達でどうにかしなくてはなりません。今の年金受給者のように、全てを年金で賄えないからです!では、3000万円貯める為には月に幾ら貯金していかなくてはならないのか。どのように積み立てていくのがベストか?銀行預金・iDECO・投資信託の3つでどれがベストなのかを考えてみました。

*貯金期間の定義

ここでは30歳から定年の65歳までの35年間を貯金期間として設定します。

 

 ①銀行に利率0.01%の貯金で貯める

皆さまがお金を貯める時どうしますか?まず思い浮かぶのが『メガバンクへの預金』ではないでしょうか。ですが実はこれ、全く賢くない解答です。何故なら現在のメガバンクの金利は0.01%。マイナス金利の影響で金利なんてないも同然!その結果がこちら。

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*貯金の場合、月の貯蓄は7.2万円。

この利率で得られる利子は35年預けてもたったの5.3万円!これはある意味驚異的です…。利子に頼ることがまるでできないので、殆どを預金の力に託すしかありません。月に7.2万円を35年間貯め、3000万を貯めることができますが、月7.2万円…どうでしょう?子育てにマイホーム…月に7.2万円、きっちり貯蓄できそうでしょうか?

…あまり現実的ではない数字にも見えます。

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 ②iDECOの利率1%の運用で安全に貯める

さてお次はiDECOの安全型、元本割れが起こりにくいとされる利率1%のもので貯めたとしましょう。銀行の金利と比べると金利が100倍!どうなるのでしょうか?

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*iDECO利率1%安全型の場合、月の貯蓄は6万円。

月貯蓄額が6万円。(銀行よりも-1.2万円です。) 利子で約500万円なので、こちらは銀行の約100倍となりました。これが本来持つ、利子の力です。貯蓄と共に利子も少しずつ増えているのが下の図でわかります。

ですが、もう少しこの利子の力を頼ってみると、どうなるのでしょうか…?

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 ③iDECOの利率3%の高利率の運用で攻めの姿勢で貯める

最後に元本割れも覚悟すべき利率3%のもので貯めたとします。まずは元本割れをないこととして計算して見ましょう。

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*iDECO利率3%高利率の場合、月の貯蓄は4.1万円。

なんと、月の積立て額が4.1万円に!②よりも約2万円も減りました!現実的な貯蓄額に近づきました。そして、驚くのが利子で1300万円にもなること!必要な貯蓄額3000万円の1/3を利子で賄える結果になりました。貯蓄だけでなく上手く運用できたと言えます。実は利率ってどれもこれも少ないように見えて、1%と3%で全く効果が違ってくるのです!

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*3つを比較してみると利率が重要なことが一目瞭然!

こちらが①〜③を比較したものです。利率が違うと月の貯蓄額も全く変わってきます。もちろん、それぞれでリスクも異なってきますが…。皆様ならどれを選びますか?

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*元本割れのリスクを考えてみる。

数字だけでみると旨味の多い高利率。ですが誰もが嫌がるのが『元本割れ』。元本割れしてしまえば元も子も…となるりますよね。そして投資信託でも人気の商品が『高利率攻め型』のものではなく『程利率安全型』。どっちをとるべきなのか…。

私が実験的に下記の条件で保有した、高利率型の投資信託を見てみましょう。

*投資信託保有条件*

・5本全て¥50,000-ずつ運用を開始。(6月から運用開始。)
・どれも10〜20%の高利率アクティブファンド。
分配金は買い増し。
・買付け手数料が¥0の『通貨選択型アメリカン・エクイティ・aクワトロ(毎月分配型)』のみ¥3,000/月の積立てをする。

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 *結果*

・5本中2本が買値よりも価値が下がっている。
・但し高利率の分配金の為、元本割れは起こしていない。
・5本全ての評価額 が買値以上だが、本来の高利率の恩恵ほど利益は出ていない。(トータルしても+1%程度。)
積立て銘柄が一番成績が良い。

 結果からもわかる通り、高利率のアクティブファンドの場合には買値よりも簡単に価値が下がることがわかりました。それも理解した上で購入したのですが、高利率の恩恵が殆ど出ていないのが残念です。ですが、高利率分配金のお陰もあり元本割れを起こしていないのも事実。トータル的に考えると、『そこそこの利率のもので着実に増やしていくのが良い。』ということです。というのも、この中でも一番成績が良いのは毎月積み立てている銘柄。毎月分配型ともあって、利益も1番出ています。『積立ての力』が重要なことがわかりました。

上記高利率10〜20%のものでこの結果だったので、2〜3%の利率のものだったらもっと元本割れを起こす可能性が低く、安全なのではないかと思います。

 

 

 

*実はiDECOには積立ての上限があります。

ここではiDECOのイメージを良くすること、投資信託を鼻から嫌う人にも分かってもらいやすいように、②と③をiDECOと書きました。ですが、実はiDECOには月の上限があります。勤務先の年金の加入方法によっても違ってはくるのですが、一般的な企業勤め・厚生年金の場合、月の掛け金(積み立てれる金額)の上限は12000円です。

*iDECOの一般的な企業勤め勤め・厚生年金の場合、上限は12000円!

iDECOはかなり旨味のある積立て商品なのですが実は積み立てれる金額が少ないのです。というのも、iDECOで積み立てた分が非課税になるからでもあります。(こちらについては今後詳しく書きたいと思います。)

*上限までiDECOで運用し、残りの貯蓄額を投資信託で運用しよう!

つまりどうすれば良いかというと、上限いっぱいまではiDECOを使い、足りない分は投資信託で運用する。なぜ投資信託なのかというと、”iDECOで積立てているお金は投資信託の商品で運用しているのと同じ”だからです。なのでiDECOと投資信託は同じ商品を扱っていることが多いのです。

私たちの年金も国が金融商品で運用していますよね?(国は盛大に運用を失敗しているのも事実。)

同じように、『自分達で積立て・運用し、そのお金を年金に当てなさいよ』というのがiDECO(個人型確定拠出年金)ということになります。

 

4.運用しておくと老後も安心な理由

これだけ計算してお金を貯める計算をしていても、老後は不安…。年金は出る予定だけれど、でも、実際はわからないし…。なんて方もいるかもしれません。ですが、老後資金を上記でいう、②と③の運用で貯めた方は60歳以降も安心と言えます。何故なら『必要な分だけ貯金を切り崩しつつ、残りは運用をし続けることができるから』です!せっかく貯めた3000万円は生活の為に使うので、すぐに運用を辞める必要がないのです。下記条件で貯金を切り崩しつつ運用をするシュミレーションをしてみましょう。

・貯蓄額は3000万円
・生活費は年200万円
・65〜70歳の5年間は貯蓄を切り崩し生活
・70歳以降は年金が120万/年支給されるので、貯蓄から80万円分を切り崩し生活
・貯蓄残り残高はそのまま運用する。
・左の図は3%、右の図は2%で貯蓄残金を運用。
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 いかがでしょう。老後を65〜95歳の30年間と予想し積立てた3000万円が、そのまま運用し続けると100歳になってもお金が残るという結果になりました。特に3%で運用すると3000万円も貯めなくて良かったのでは・・・?と思う程残りましたね!

ただのメガバンクに貯金するのではなく、賢く積立て・運用することが生涯を通して大切なのかもしれません!

 

*まとめ*

・老後に必要なお金、そのお金の貯め方と元本割れのリスク、老後の残高シュミレーションまで、老後のお金について考えてみましたが如何でしたでしょうか?数字と利率の計算などでよくわからなくなった、なんて人もいるかもしれませんね!けれど、自分でも同じ手順で計算をしていくときっと、『どれ位貯めなくてはいけない・これ位貯めたら老後は結構ラクになるな』なんてことがわかってくるかと思います。以前の記事でもかなり力をかけて書いたわりには「でも年金はないかも…」なんて何一つ考えられていないコメントも頂きましたが、大事なのは『自分で老後のお金をどうしていくのか、目標の軸を作り、その目標を達成させる為に実際に行動することです。「ないかも…。」では話になりません。是非実際に、『必要な生活費・必要な貯蓄額・どう貯めるのが自分に最適か』を考えてみてください。そしてその通りに行動を始めたら老後の不安もなくなるはずです。

こちらのブログでも使っている、いつも私がお金の計算をする時に使う複利計算機がこちらです。 この計算機、複利を含めて貯蓄の計算をするのにかなり役に立つので、是非使ってみてください!

次回はこの記事でも度々出てきた、『iDECO(個人型確定拠出年金)』についても書きたいと思います。iDECOを生活で使っていかないのは損なくらいに、よくできたシステムになっているので、「貯金を始めよう」という方だけでなく、「節税して手取りを増やしたい」なんて方にもオススメなので!

お楽しみに〜!

 

*資産運用・副収入記事まとめは下記からとうぞ!

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